梨状筋のパートナーストレッチ
ストレッチする筋肉
関節の動き
ストレッチの方法
- ベッドの上で仰臥位になり、ストレッチする側の股関節、膝関節を90°屈曲させ、反対側の足に交差させます。
- パートナーは一方の手で腸骨を押圧固定し、もう一方の手で膝関節を包みこむように保持します。
- パートナーは骨盤を固定したまま屈曲した股関節を内転、内旋させるようにゆっくり膝を押圧します。
- 梨状筋にストレッチ感を得たらその状態を20~30秒維持させます。
- 片側が終ったらもう片側も同様に行います。
- 以後、必要に応じ、3~4セット繰り返します。
ONE-POINT
- ストレッチがより安定した状態で行えるようにパートナーは自分の足で股関節、膝関節を屈曲した足先を固定します。
膝関節の屈曲角度を変化させることで他の股関節外旋筋群もストレッチすることができます。 - 腸骨のIN変位を起こしている方は臀部の筋肉群が固いのでこのストレッチが上手くできないことがあります。
極度にこの梨状筋が硬くなってしまうと坐骨神経が圧迫されるようになるので、これが原因で『梨状筋症候群』になってしまうことがあります。