さよならプヨプヨ二の腕!すらっと綺麗な二の腕に引き締めるには?|上腕三頭筋の筋肉を鍛える方法を徹底解説

女性にとって、ほっそりとした二の腕を手に入れることはとても重要なことではないでしょうか?

冬場は袖の長い服で何とかごまかせるとしても、夏になり暑くなってくると、どうしても肌の露出度が高くなるので、二の腕の太さやたるみを誤魔化すのは難しくなるでしょう。

二の腕がのれんのようにプルプルと揺れていたりすると、たとえ、くびれたウエストを持っていたとしても台無しになってしまいます。このように、自分のたるんだ二の腕が気になってノースリーブや袖の短い服を着ることが出来ないという女性は多いのではないでしょうか?

ダイエットなどで二の腕だけを細くする方法はない。

よくダイエット本やその記事などの見出しを見ると“二の腕ダイエット”なるものを見かけますが、結論を先に言わせていただくと“二の腕の脂肪だけを取り除く方法”などありません。

①腕が太いのは、単に身体の体脂肪が多いからです。
②たるんでいるのは、筋肉が極端にないからです。

なので、いくら二の腕のマッサージをしたりしても、二の腕の脂肪を落とすことにはならないので、そんな無駄な努力は今すぐ止めましょう。これは何も二の腕だけに限ったお話だけではなく、お腹周りなど他の部位でも同じことが言えるのですが、部分的に脂肪を落とす方法など存在しません。

よく『もんだり』、『骨盤を調整』したりしてウエスト周りが○cm痩せたなどとうたっている広告なども見かけますが、あれは事実ではありません。確かに施術後に○cm減少したということはありますが、それは単に脂肪組織が移動したり、骨盤の傾斜角が変わるなどして一時的に見かけが変わっただけで、脂肪が落ちたわけでも何でもありません。

ですから、有酸素運動や食事などのカロリーコントロールで全身の脂肪を燃焼させながら、体全体の脂肪が減るのを待つしかありません。そして、基礎代謝量を高め効率的に痩せるためにも、筋トレを行うことを忘れないでください。

特に女性の方は男性に比べ筋肉量が少なく、また“筋トレが大嫌い!”という方が多いので、基礎代謝量は少ない傾向にあります。筋トレが嫌いという気持ちも解らなくもないですが、結果を変えたいなら、まず心と行動を変えてください。

まとめると、引き締まった二の腕を手に入れたいのであれば、脂肪を燃焼させるような有酸素運動を積極的に行い、適度な筋トレを行う必要があるのです。もちろん、食事による摂取カロリーを抑えることも忘れてはいけません。『食事で摂取するエネルギー』<『体が使う消費エネルギー』になれば、身体全体の脂肪が少なくなり、結果として二の腕も必ず痩せていきます。

なぜ二の腕(上腕三頭筋)はたるみやすいのか

二の腕の裏側にある上腕三頭筋は、「物を引き寄せる」動作で使う表側の上腕二頭筋(力こぶ)と違い、「押す・伸ばす」動作でしか使われないため、日常生活ではあまり使われず衰えやすい筋肉です。筋力が落ちると皮膚や脂肪を支えきれなくなり、振袖のようにプルプルとたるんで見えてしまいます。つまり二の腕のたるみ対策は、この使われにくい上腕三頭筋を意識的に鍛えることがカギになります。あわせて運動で血行・リンパの流れが良くなると、むくみの軽減にもつながります。

具体的な二の腕のトレーニング方法

先にも述べたように、腕が太いのは“単に身体の体脂肪が多い”から、たるんでいるのは“筋肉が極端にない”からです。

たとえ体脂肪率が少なくても、腕周りの筋肉が極端に少ないとハリが無くなってしまい、脂肪や皮膚にたるみが出て、二の腕がのれんのようにプルプルと揺れるように見えてしまいます。

女性の場合は男性と違い、極端に肥大した筋肉をつける必要はないとは思いますが(そもそも男性ホルモンが少ない女性にとってみたら筋肉量を増やすことは困難です)、最低でも皮膚のたるみや脂肪を目立ちにくくするためにも、二の腕は鍛えておいた方が良いと思います。(筋肉が適度についている方が、たるんだ皮膚にハリが出て、脂肪も引き延ばされて薄く見えます)

二の腕の筋肉は、手を伸ばした時に手のひら側に付いている上腕二頭筋と、肘側にある上腕三頭筋に分かれています。腕に力を入れた時にポコッと力こぶができるのは上腕二頭筋で、この筋肉が収縮した時には、反対側にある上腕三頭筋は弛緩(ゆるむ)した状態になります。反対に、腕を伸ばした時には上腕三頭筋が収縮して、上腕二頭筋が弛緩します。

腕を鍛えるとなると、力こぶができる上腕二頭筋を中心に鍛えてしまいがちですが、全体的にこの部分を引き締めるには、上腕三頭筋を含め、二つの筋肉をバランスよく鍛えるとスッキリ効果が高まります。

今回は、自宅でも鍛えることができる種目を二部位二種目ずつご紹介していきます。まずは上腕三頭筋からです。

■トライセップス・キックバック

トライセップス・キックバック
(写真1)ファーストポジション

トライセップス・キックバック
(写真2)セカンドポジション

  1. 片手にダンベルか本(以下、ウエイトと呼称します)などを持ち、反対側の手と膝を適当な高さの台にのせます。このとき上半身は床に対し平行になるように前傾姿勢を保ちます。
  2. ウエイトを持った方の腕はなるべく脇を締めるように身体に寄せておきます。また、このとき肘の位置は背中の高さより高くなるようにしておきます。(写真1)
  3. 肘関節で弧を描くように、小指側から肘をゆっくりと伸展させていきます。(写真2)
  4. 肘をある程度伸ばしきったら、同じ軌道を通りながらスタート位置までウエイトを降ろします。(ウエイトを戻すときに上腕と前腕の角度が90°になるくらい戻してしまうと負荷が上腕三頭筋にかからなくなってしまうので、戻し過ぎないように気をつけてください)
  5. 以後、運動動作を必要回数繰り返します。

次に、自重、すなわち自分の体重を利用した上腕三頭筋を鍛える種目『リバース・プッシュアップ』をご紹介します。この種目は上腕三頭筋をはじめ、大胸筋、三角筋にも効果が得られる種目です。

■リバース・プッシュアップ

リバースプッシュアップ
(写真1)ファーストポジション

リバースプッシュアップ
(写真2)セカンドポジション

  1. 手幅は肩幅と同じくらいにし、イスかベンチ台に両手を置きます。このとき両足は真っ直ぐに伸ばしておきます。(写真1)
  2. 重力に逆らいながらゆっくりと肘を屈曲させていきます。このとき、なるべく肘が広がらないよう脇を絞り気味に行います。(写真2)
  3. 臀部が床に着くか着かないかくらいまで上体を深く沈めたら、肘を伸ばし、もとの開始姿勢まで戻します。
  4. 以後、運動動作を必要回数繰り返します。

次は、上腕二頭筋を鍛える種目をご紹介します。

■ダンベルカール

ダンベルカール
(写真1)ファーストポジション

ダンベルカール
(写真2)セカンドポジション

  1. 足幅は肩幅よりやや広めにし、手のひらが体側を向くようにダンベルか本(以下、ウエイトと呼称します)を持ちます。このとき両肘を伸ばしきる一歩手前くらいでウエイトを保持します。(写真1)
  2. 両肘を身体に固定しながら、肘関節を中心にウエイトの巻き上げ動作を行います。両肘をゆっくりと曲げ、前腕部と上腕部のなす角が90°くらいのところにまできたら前腕部を捻ります。(手のひらが上向きになるように)(写真2)
  3. 同じ軌道を通りながらスタート位置までウエイトを降ろします。このとき肘が伸びきる一歩手前で運動動作を終えるようにします。
  4. 以後、運動動作を必要回数繰り返します。

次に『コンセントレーションカール』をご紹介します。

■コンセントレーションカール

コンセントレーションカール
(写真1)ファーストポジション

コンセントレーションカール
(写真2)セカンドポジション

  1. 適当な台に腰掛け、片手にダンベルか本(以下、ウエイトと呼称します)を持ちます。このとき肘は大腿部の内面にあて固定しておきます。(写真1)
  2. 肘関節を中心にウエイトの巻き上げ動作を行います。肘をゆっくりと曲げ、前腕部と上腕部のなす角が90°くらいのところにまできたら前腕部を捻ります。(手のひらが上向きになるように)(写真2)
  3. その後、同じ軌道を通りながらスタート位置までウエイトを降ろします。このとき肘が伸びきる一歩手前で運動動作を終えるようにします。
  4. 以後、運動動作を必要回数繰り返します。

女性の方は比較的軽めな重量で高回数行う

筋トレの目的により使用重量や回数は異なりますが、女性の場合は筋肉を肥大させることが目的でないことが多いと思うので、使用する重量は軽重量で、反復回数は高回数行うことをお勧めします。下記の表で言うと“筋持久力”の項を参考にすると良いと思います。

目的 筋力アップ 筋力強化 筋肥大 パワー・アップ 筋持久力
最大筋力(%) 100~90% 90~80% 80~60% 60~30% 50~30%
反復回数(回) 1~3回 5~10回 10~15回 10~20回 20~60回
適応時間(秒) 6~10秒 10~20秒 20~30秒 10~20秒 45~90秒
休憩時間(分) 3~5分 2~3分 1~2分 3~5分 1~2分

例えば、1つの種目を20回反復したとすると、これを『1セット』と数えます。その後、レストインターバル(休憩時間)をとり(筋持久力の場合1〜2分)、さらに同じ種目を20回反復したとすると、2セット行ったことになります。初心者の方は基本、各種目とも3セットずつ行えば十分だと思います。筋肉量が極端に少ないと思われる方は『筋肥大の項』を参考になさってください。

二の腕の筋トレについてのまとめ

二の腕を引き締めるには、普段の動作も肝心です。物を持って手元に引き寄せたり押し込んだりする動作や、高い場所から上げ下げする動作を意識的に行うのは、筋肉を鍛えるのにとても効果的です。また、腕の動きを活発にして筋肉を収縮させることは、リンパの流れを促す効果も期待できます。リンパの流れが悪くなっていると、いわゆる“むくんだ”状態になるので、これも二の腕がプヨプヨになってしまう原因になってしまいます。

二の腕の脂肪は部分的には落とせないため、有酸素運動と食事管理で全身の体脂肪を減らしながら、使われにくい上腕三頭筋を中心に引き締めるのが基本です。今回はあえて二の腕の筋トレしか紹介しませんでしたが、“太りにくい体質”を構築するには足の筋トレも積極的に行った方が良いと思います。足の筋トレについてはコチラを参考になさってください。

参考文献・出典

・厚生労働省 e-ヘルスネット「レジスタンス運動」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/

・日本ストレングス&コンディショニング協会(JATI)https://www.jati.jp/

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