ウォーミングアップ(うぉーみんぐあっぷ)

ウォーミングアップ(うぉーみんぐあっぷ)

英語名称

warming up(ウォーミングアップ)

解説

ウォーミングアップとはメインの運動前に行ういわゆる準備運動のことで、正しくはウォームアップといいます。(ウォーミングアップは和製英語です)
ウォーミングアップは「運動によるけがの防止や、運動パフォーマンスを上げるための身体の準備」ということで最大パフォーマンスを上げるために行われるものです。
一般的な方法としては軽いウォーキングのあとにダイナミック、バリスティックストレッチなどを行い、そのあとにメインの運動を行います。
ウォーミングアップで期待できる効果としては、筋温の上昇、関節可動域を広げる、神経伝達を促進する、心拍数と呼吸をアップさせるというのが目的です。
まず、
次に
そして、神経の伝達に関してですが、脳から筋肉に信号が送られることにより筋収縮は起こります。
中枢神経の興奮を引き起こすことで、直ぐに運動できる準備状態に持っていきます。
そして、心拍数と呼吸数の増加についてですが、軽い運動から始まるウォーミングアップは徐々に心拍数を上げます。
呼吸数を主運動に近づけさせ、急激な心臓や肺への負担を軽減させることで、身体への負担が少なくなり競技パフォーマンスを向上させるための準備へと繋がるのです。

ウォーミングアップには以下のような効果があります。

  1. ケガを予防する
  2. メインの運動に備え、あらかじめ心肺系機能を高めておく
  3. 心理的な準備

ケガを予防する
ウォーミングアップの一環でメインの運動前にダイナミックストレッチやバリスティックストレッチを用いることで筋肉の温度が上がり、筋収縮がスムースになります。
筋肉や腱を柔らかくし、関節の可動域が大きくなることで肉離れなどの傷害予防にも大いに期待することができます。

メインの運動に備え、あらかじめ心肺系機能を高めておく
軽いジョギングなどをして心拍数を高め、筋肉の温度を上げておくことで心肺系機能を高めておくことができます。
血管が拡張することで、エネルギーや酸素が速やかに供給されるので運動パフォーマンスの向上に期待できるのです。
ウォーミングアップのこれによりメインの運動に必要な血液や酸素を全身に送り出すための準備を整えることができます。

心理的な準備
ウォーミングアップを行うことで、アドレナリン放出量が多くなり、中枢神経が刺激されるので、『これから運動を行う!』という心理的な準備を整えることができます。
これによりパフォーマンスの向上や怪我の予防に繋がります。

メインの運動の種類や個人の運動能力の差などによって変化しますが、ウォーミングアップはだいたい15〜30分ほど行われます 。

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当サイトの編集長の佐藤伸一(さとうしんいち)です。
都内でトレーナーとして約20年活動し、その後、カイロプラクターとして約10年活動していました。
現在はフリーランスで活動していて主に健康や運動に関する情報を発信しています。

公式サイト:
https://shinichi-sato.info/

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