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トレーニングを安全で効果的に行うにはトレーニング道具・器具について、使用する以前にある程度知っておかなければなりません。
バーベル(シャフト)とグリップ
金属の棒で両端にプレート(おもり)をウエイトトレーニングに使います。通常のトレーニングで使用しているものは幅220cm、重さ20kgのバーベル(一番奥)です。
奥から二番目、三番目はそれぞれEZ(イージー)バー、ストレートバーと呼ばれるもので通常、腕部のトレーニングに用いられます。写真左側のグリップは片腕でカールなどを行うときに用いられるワンハンドルバー、真ん中とその左二つのグリップはプッシュダウンを行うときに用いられるグリップです。
プレート
バーベルの両端につける金属の円盤のことです。プレートにはゴムのついているものと、ついていないものの2種類あります。ゴムがついてあるものは落としたときのケガが少ないということと、床を傷つけないという特徴があります。
いずれのものでも取り扱いには細心の注意を払いましょう。軽い重量でも両手でしっかりと持つことをお勧めします。
ダンベル(亜鈴)
ダンベルとは小型のバーベルのことで亜鈴(アレイ)ともいいます。
シャフトとプレートがついたものをダンベル、鋳物でできたものを亜鈴と呼ぶことが多いのですが、両者はまったく同じ物でダンベルが英語、亜鈴が日本語というだけのことです。
リフティングベルト
腹圧を助け腰部をケガから守るためのベルトです。
ベント・オーバーローイング、デッドリフト、ミリタリープレスなど腰部に負担の掛かりやすい種目を行うときにはベルトを着用するようにしましょう。
カラー
バーベルとプレートをしっかり固定するための止め具のことです。
安全のため必ず装着するようにしましょう。
バランスボール
バランスボールは身体の調整力を高めるのに用いられるボールです。
例えば、ダンベルプレスを行うときにフラットのベンチで行うよりもバランスボールに寝て行ったときの方がバランス感覚が問われるので、主動筋、共同筋、補助筋、中和筋など様々な筋肉が使用されるようになります。
ベンチプレス台
ベンチプレスを行うための専用のベンチ台です。写真はワイドラックと呼ばれるタイプのものでバーベルを置くときの安定性が高いベンチプレス台です。
今でも時折見かけるナローラックタイプは非常に安定性の悪い欠陥商品です。
また写真のベンチプレス台はセフティバーと呼ばれる棒が付いたベンチ台です。これがあると補助者がいなくても安全にエクササイズができます。
スクワットラック
バーベルスクワットを行うための専用のラックです。
安全にトレーニングを行うためにはラックの高さの調整は勿論のこと、セフティバーの調整もしっかりしてからトレーニングを行うようにしましょう。
フラットベンチ
ダンベル・プレス、フライなどをはじめ、様々なエクササイスを行うベンチ台です。
インクラインベンチ
インクラインベンチプレス、インクラインカールをはじめとするエクササイズを行うベンチ台です。
写真のものはフラットな状態から直角に立てた状態まで角度の調整ができるタイプのものです。
ベンチの角度に伴い、イスの角度の調整ができるタイプのものが使いやすいベンチだと思います。
カールベンチ
上腕二頭筋を鍛えるのに用いられる専用のベンチ台です。
腕をしっかりと固定するため反動があまり使えなくなります。ということはベンチを用いないで行うカールに比べ上腕二頭筋に対する刺激は非常に高くなるということになります。