アメリカンフットボールのトレーニング概要
アメフトの選手はみな背が大きく体格のいい選手ばかりですが、スポーツの性質上あれくらいの体格がないと怪我をしてしまいます。
骨格が欧米人と比べて全体的に小さい日本人は身体を鍛えることに限界があるので、アメフトにおいて海外で活躍している選手がいないのはそのためでしょう。
そしてアメフトが他のスポーツと違いところは、首を重点的に鍛えるところです。
アメフトは数あるスポーツの中でもかなり激しいスポーツであり、怪我の確率も格段に違います。
それもそのはず。身長2m近くもあり体重が100kg以上ある選手が100mを10秒台の速度でタックルをしてくるのですから、首をしっかりと鍛えておかないと重大な怪我につながりかねません。
アメフトの歴史では、試合中に首の骨を折り死亡した選手もいるくらいなので、首の筋肉はとても重要な筋肉といえます。
アメフトの選手を見ると首が顔ほどに太い選手がごろごろといますがあの首はどうやって鍛えられているのか?
答えは、ブリッジをすることです。
しかし手を使って行うブリッジではなく、首で支えるブリッジです。
首は身体の中で最も鍛えにくい筋肉とされていますが、ブリッジをすることにより徐々にですが首を筋肉が発達し太くすることができます。
筋肉があることにより衝撃をより吸収しやすくなるので、怪我防止につながります。
一般にコンパウンド種目(色々な筋肉が複合して作用する種目のこと)や最優先して鍛えたい種目などをトレーニングの最初に行います。必要に応じて変更してください。
※ レスラーブリッジの具体的な方法は本サイトではご紹介していません。
アメリカンフットボールの筋トレメニュー
① バーベル・ベンチプレス
大胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋、烏口腕筋
10RM×3セット
② デッドリフト
脊柱起立筋、大臀筋、大腿四頭筋、ハムストリングス
10RM×3セット
③ ベントオーバーロウ
広背筋、大円筋、僧帽筋、三角筋、上腕二頭筋
10RM×3セット
④ チンニング
広背筋、大円筋、大胸筋、小菱形筋&大菱形筋、僧帽筋、上腕二頭筋
10RM×3セット
⑤ バーベルスクワット
大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングス
10RM×4セット
⑥ レッグカール
ハムストリングス、腓腹筋
10RM×4セット
⑦ フォワードランジ
大臀筋、大腿四頭筋、ハムストリングス、ヒラメ筋、腓腹筋
10RM×4セット
⑧ アーノルドプレス
三角筋、上腕三頭筋、僧帽筋、前鋸筋
10RM×3セット
⑨ サイドレイズ
三角筋、棘上筋、僧帽筋
10RM×3セット
⑩ シットアップ
腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腸腰筋、大腿四頭筋(大腿直筋)
15RM×3セット