ピンチング・エキセントリックアブドミナル(pinching eccentric abdominal)
強化される筋肉
腹直筋、腹斜筋群、腸腰筋、大腿四頭筋(大腿直筋)、内転筋群(大内転筋、短内転筋、長内転筋、恥骨筋、薄筋)
関節の動作
運動の方法
(写真1)ファーストポジション
(写真2)セカンドポジション
- フロアの上で仰向けになり膝の角度を90度くらいに曲げておきます。このとき上半身の角度は45°くらいにしておきます。また、両膝の間にソフトギムボールあるいはメディシンボールを挟みます。(写真1)
- 両手は前方に伸ばしておきます。
- 内ももの筋肉を使いボールを押し潰しつつ、下腹部を収縮させ、尾骨、仙骨、腰椎の順にフロアに触れていくようにゆっくりと背中を床につけていきます。(写真2)
- 以後、これらの動作を繰り返します。
呼吸方法
- 息を吸いながら背中を床につけていきます。その後、息を吐きながら開始姿勢に戻ります。
ONE-POINT
- 人間の動作の中には身体の回旋動作が非常に多く含まれます。そのため腹直筋と内転筋群を連動性を養うエクササイズを行うことはスポーツ選手は勿論のこと、一般のトレーニーにとってもとても重要なこととなります。
- このエクササイズではシットアップとは異なり、腹直筋のネガティブワークが行われます。腹部の筋力アップだけでなく、骨盤の後傾と背部の柔軟性を向上させる効果があります。
- これ以外に腕の位置を胸、頭上に置くという方法があります。負荷として一番強いのは頭の上に腕を置く方法です。
- 床に背中をつけていく動作は等速でゆっくりと行います。