深呼吸エクササイズ(breathing exercise)
強化される筋肉
大胸筋、三角筋、棘下筋、小円筋、菱形筋群、僧帽筋、腹直筋、脊柱起立筋
関節の動作
肩関節においては屈曲-伸展、外転-内転、水平外転-水平内転、肩甲帯においては外転-内転、下方回旋-上方回旋、挙上-下制、体幹部においては屈曲-伸展動作が行われます。
運動の方法
(写真1)ファーストポジション
(写真2)セカンドポジション
- 両手を胸の前で交差します。このとき両手の母指は下を向くように両肩を内側に捻じります。また、肩甲骨はなるべく脊柱から拡げる(遠ざける)ようにしておきます。
- 脇を絞り肘を後方に引き寄せながら、肩甲骨を徐々に脊柱の引き寄せます。セカンドポジションでは両手の平が上向きになるようにします。
- 最大限、肩甲骨を引き寄せ、十分に肩甲骨周辺に収縮感が得られたらゆっくりと開始姿勢に戻ります。
- 以後、運動動作を必要回数繰り返します。
呼吸方法
- 胸が大きく開くときに息を吸い、胸が縮まるときに息を吐くようにします。
ONE-POINT
- 深呼吸エクササイズは主に肩甲骨の動き作りのために用いられることが多いです。
- 運動動作はなるべく肩甲骨の内外転を意識して行います。このエクササイズは胸郭の動きに合わせ呼吸動作を行うことが効果をあげる最大のポイントです。